痛みの発作が続く胃けいれん。まずは原因究明を【主な胃の病気とその症状】

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胃けいれん

胃けいれんは、胃を作る筋肉が異常に緊張して痛むために、あたかも胃がけいれんしているかのように感じる症状のことを指します。

  • 胃けいれんは症状に対する呼び名で、病名ではありません。
  • 原因となる病気を見つけることが大切です。

症状

  • みぞおちのあたりを中心に痛みの発作が起きる。
  • 発作の時間は数分から長いものでは1~2時間続くこともある。

原因

胃炎や胃潰瘍、胃がんなど胃の病気のほか、十二指腸潰瘍、胆石症、膵炎など胃以外の病気が原因となっていることもあります。
また、強いストレスや緊張を感じた場合にも起こることがあります。

治療

お腹の痛みや過剰な緊張を和らげるお薬を用います。
しかし、これらのお薬による治療は症状を一時的に改善するだけであり、根本的な治療にはなりません。胃けいれんはどのような原因で発症しているか、血液検査や画像検査、内視鏡検査などを行い原因となっている病気がわかったら、その病気に対する治療を行うことが大切です。

監修

成田 亜希子 先生profile

  • 医療法人ウェルパートナー
    主任医師
    内科、皮膚科

2011年医師免許取得。一般内科医として幅広い疾患の診療を行ってきた。自身は二児の母。育児中は医療行政に関わり、国立保健医療科学院や結核研究所で感染症対策などを含めた公衆衛生分野の研鑽に励んだ。

まとめ

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