ビタミンＥの働きや種類をご紹介！

ビタミンEは、水に溶けにくく、油脂には溶けやすい性質を持った脂溶性ビタミンのひとつです。今回は、ビタミンEの働きや種類を紹介していきます。

ビタミンEの働きとは？

抗酸化作用

ビタミンEには抗酸化作用があります。ビタミンEを摂ることで、細胞膜を活性酸素の害から守り、体内脂肪の酸化を抑えることに役立ちます。

血行促進作用

ビタミンEは、血管と赤血球を柔軟にし、血液の流れを良くします。そのため、末梢血行障害による、肩や首すじのこり、手足のしびれ、冷えの緩和が期待できます。これらの症状がみられる場合は、ビタミンEが不足しているかもしれません。

ホルモン調整作用

その他にも、ビタミンEにはホルモン調整作用があり、月経不順や更年期による冷えやのぼせの緩和に役立つとされています。

ビタミンEの種類

ビタミンEは、全部で8種類に分けられる

ビタミンEは、4種のトコトリエノールと4種のトコフェロールの合計8種類に分類されます。

合成型と天然型の違いとは？

また、トコフェロールは、α（アルファ）、β（ベータ）、γ（ガンマ）、δ（デルタ）の4種類に分けられ、製品ラベルに「dl-α-トコフェロール」と記載される合成型と、「d-α-トコフェロール」と記載される天然型があります。

天然型ビタミンの方が、合成型に比べて効力が高く、抗酸化作用を発揮します。

ビタミンEとビタミンCの相乗効果

ビタミンEとビタミンCの作用で抗酸化力UPが図れます。脂溶性のビタミンＥが細胞膜のような脂質の多い部分で酸化を防ぎ、水溶性のビタミンCが水溶性環境において酸化を防いでくれるのです。

また、酸化してしまったビタミンEに、ビタミンCが働きかけることで、ビタミンEの抗酸化作用が長持ち。そうすることで、より抗酸化力がアップし、末梢血行障害による手足のしびれや冷えの緩和や、しみやそばかすの緩和に内側からアプローチをします。

日々の対策として、ビタミンEの摂取がおすすめ

ビタミンEは、抗酸化作用やホルモン調整作用がある栄養素です。ビタミン剤を使用するときは、ビタミンEの種類に注目してみてください。