胃拡張とは、胃の内容物が十二指腸へ移動できない排出障害によって、胃が異常に大きくなることをいいます。
胃の出口付近の潰瘍が治った後にできる瘢痕[はんこん]やがんにより、胃の出口が狭くなることによって起こります。また、手術後、重症の感染症、糖尿病性神経障害などにより、胃の排出機能が低下することも原因として考えられます。
嘔吐をくり返すことで脱水症状を起こしている場合には、点滴などによる処置が必要となります。また、症状を頻繁に感じるような場合には胃の出口の狭窄[きょうさく]部分を手術で治療する必要があります。
監修
岐阜大学医学部卒業後、大学病院、長浜赤十字病院、佐藤病院(副院長)等勤務等を経て2005年(平成17年)愛知県一宮市に「いそむらファミリークリニック」を開業。地域医療への貢献と専門領域に特化した診療を続け、安心・安全・良質な医療提供をこころがけている。
まとめ
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