マッサージ【肩こり改善法】

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マッサージ

マッサージが適する場合、適さない場合

マッサージをすると筋肉の緊張がゆるみ、血液循環がよくなります。これまで運動不足だった人が急にゴルフやテニスを始めて肩を痛めたなど肩こりの場合は、患部が赤くなったり熱をもつなどしています。そんなときはマッサージをしてはいけません。マッサージは炎症がとれたあと、(つまり熱感が下がった時点から)行います。なお病気が原因でおこっている肩こりは、まず、その病気を治す治療を受けることが先決です。

マッサージの方法

マッサージは、腕→背中→肩の順に先端部から肩に向けて、血液を心臓に返してやるようなつもりで次のように行います。

1.もむ

手のひら全体を使って筋肉をもみほぐします。くり返しおこる肩こりには腕をよくもむと効きます。親指と4本の指で手首のあたりをつかみ、肩に向けて、内側、外側の筋肉を十分にもみほぐします。
背中と肩は、治療を受ける人はうつぶせ、行う人はその腰あたりに立てひざになり、腰のあたりの背骨の両側の筋肉に両手のひらを指先をすべて開いてピタリとつけ、手のひら全体で筋肉を大きくつかむようにもみます。1ヵ所に4~5回ずつ、肩に向けて同様に行います。
肩は、親指と4本の指で肩全体をつかみ、指の腹と手のひらに力を入れて全身でもみます。手首に力を入れるとうまくいきません。

2.たたく

手を軽くにぎり、リズミカルにたたきます。腕は手首から肩へ向けて腕全体をまんべんなくたたきます。背中は、腰のあたりから肩へ向けて、両手で小刻みにトントンと波状にたたきます。最後に肩を軽くたたきます。

もむ、たたく、どちらの方法でもよく、30分ほど行えば血行がよくなり、効果的です。

監修

武田康志 先生 profile

  • 医療法人TSCタケダスポーツ・ビューティークリニック
    理事長
  • 整形外科・リハビリテーション科

日本初のスポーツ整形外科が創設された関東労災病院に勤務、Jリーグや日体大のチームドクターも歴任。現在は福岡でタケダスポーツクリニックを開院。
誠実な人柄と的確な診断に定評があり、九州はもとより関東・沖縄からもプロ・アマ問わず患者が訪れる。

まとめ

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