しびれといえば、ジーンとか、ピリッとか、静電気が起きたときのような感じを思い浮かべるものです。しかし、そればかりではありません。しびれは、さまざまな感覚を起こすことをご存知でしょうか。
たとえば、針で刺されるような感じや、やけどの時のひりひりする感じなど、しびれというよりも痛みに近い感じを受けることもあります。いっぽう、感覚が鈍くなるタイプのしびれもあり、「布一枚隔てて触れている感じ」といった、しびれ独特の感覚の変化もあります。
ここで、そんな様々なしびれを整理してみましょう。 もし、思いあたる"感じ"があったら、それは気づかないうちにしびれが起きているかもしれません。
さまざまなしびれの感じをご紹介しましたが、これらは前回お話ししたように、末梢神経がダメージを受けることが原因の1つです。ですから、しびれを和らげるには末梢神経のダメージを修復することが大切。そのために必要なのが「メコバラミン」というビタミンB12です。「メコバラミン」には末梢神経を構成する「たんぱく質」と「リン脂質」を合成する働きがあり、これによって末梢神経のダメージを修復することができるわけです(詳しくは「活性型ビタミンB12ってどんな成分?」を参照)。とくに、ジーン、ピリピリ、ジンジン、しめつけ感のようなしびれに対して、メコバラミンが注目されています。 しびれにお悩みの方、そのまま放っておくよりも、お薬での対応も考えてみてはいかがでしょう。
監修
学生時代の自らのけがをきっかけに整形外科医を志し、平成26年にいがらし整形外科スパインクリニック開業。整形外科一般の診療を中心に、とくにブロック注射に力を入れている。全ての患者様の痛みが和らいで晴れ晴れとした顔で帰ってもらえるようなクリニックを目指す。
まとめ
しびれと末梢神経の関係、おわかりいただけましたか?
しびれの陰には、末梢神経の異常があるかもしれないことをどうぞお忘れなく。
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