パリエットS
プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、制酸剤とどのように異なりますか?
いずれも胃酸に対して作用するお薬ですが効果を示す作用には下記のような違いがあります。
パリエットS
胃酸の出口にあたるプロトンポンプに作用し胃酸分泌を抑制します。胃酸の影響が強い胸やけなどの症状にはしっかり胃酸分泌を抑える治療が有効といわれており、プロトンポンプ阻害薬による治療が医療用の診療ガイドラインでも推奨されています。また、作用持続時間は制酸剤より長いといわれており、パリエットSは1日1回の服用で効果が期待できます。
制酸剤
胃内に分泌された胃酸を中和することによって、胃痛、もたれなどの胃の不快な症状を改善します。制酸剤の種類により異なりますが、一般的には速効性があります。一方、作用の持続時間は短く20~30分程度で症状出現時に補助的に服用することが一般的と医療用の診療ガイドラインに記載されています。
関連する質問