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GI値=グリセミック・インデックス値を知って、健康管理に役立てよう

GI値ってご存知ですか?
ひとつの食材を食べてから上がる血糖値を、0から100の間で表した炭水化物のランク付けです。

体重を減らすためのダイエットとは簡単に結びつけられるものではありませんが、健康な体を維持するために、ひとつの要素となることでしょう。
GI値を正しく理解して、あなたの生活に取り入れてみませんか?

GI値は血糖値がどれくらい上がるかの上昇率

GI値(グリセミック・インデックス値)は、ブドウ糖を摂ったときの血糖値が上がる率を100としたとき、ほかの食べ物ではどれくらいの血糖値上昇率を示すか、相対的に示した数値のことです。
ここでキーワードになってくるのが、血糖値。これは血液の中にあるブドウ糖の濃さを示します。ブドウ糖が増えていくとタンパク質と結びつき、その結果タンパク質の働きが弱まってしまいます。血管を作っているタンパク質の働きが低下すれば、血管の弾力がなくなることにつながります。
そこで血液中のブドウ糖を細胞の中に運び込んで、タンパク質の機能を正常に戻さねばなりません。ここで必要になってくるのが、インシュリンです。インシュリンはブドウ糖を細胞に運び込み、血糖値を下げようとします。
GI値が高い食べ物は血糖値も急激に上げるので、インシュリンは大忙しでブドウ糖を細胞に運ぶ羽目となり、通常より多く分泌され、その結果インシュリンを送り出しているすい臓の負担が大きくなってしまいます。

特定の疾患を予防するのに期待されています

血液中にブドウ糖が増えすぎるとインシュリンは血糖値を下げようと、たくさんの糖を細胞に運び込み、最終的には体脂肪が作られる基礎ができあがってしまうのです。
一方、GI値が低い食べ物は血糖値がゆっくり上昇するので、インシュリンの分泌もゆるやかで済みます。すい臓も必要以上にがんばる必要がありません。このことは糖尿病の人にとって、血糖値と脂肪値の改善につながるといえるでしょう。
もともとGI値を創案したのはカナダの学者で、肉食が中心の欧米の食事スタイルがベースになっています。あるアメリカの大学では、糖尿病や心疾患にかかるリスクは、1日に摂る食事のGI値と関係があるのではないか、と指摘しているそうです。世界保健機関(WHO:国連の専門機関)では、GI値が低い食品を摂れば、心疾患や肥満を予防することにつながると言及しています。日本人の食事習慣や体質などと、どうリンクしていくのか、今後の研究が期待されます。

各食品の上昇率はあくまでも目安です

各食品のGI値が大変気になるところですね。
さまざまな機関でGI値のデータを研究していますが、あくまでも食品を単体で摂ったときの値であり、その結果値にはムラがでているとか。血糖値の上昇率は、個々人の年齢やそのときの健康状態、さらには一緒に食べた組み合わせによっても違いがでてきます。
健康な人がGI値ばかり気にして、低い値の食品を大量に摂取していれば、総合的にカロリーオーバーとなり、体脂肪が増えることになりかねません。あくまでもGI値はひとつの目安として考えましょう。
あらゆる疾患のリスクを少しでも低くするために、GI値に関する知識を頭の片すみに置きつつ、定期的に運動をして体内のエネルギーを消費することが大切といえます。食べ物だけで体重を減らそうとするのは健康的といえません。睡眠、食事、運動と、バランスの取れた生活をしていないと、肝心なインシュリンの分泌もコントロールされません。さまざまな側面から自分の体のためになることを取り入れて、毎日を元気に過ごせるようにしたいものです。

(2010年9月)
編集:インフォルムス
Family Vol.13
WATASHI Life 09